地域おこし協力隊 活動報告【令和5年11月】

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メディア招聘ツアー

 

隊員氏名:福岡 沙織

 八戸圏域の認知度向上に向けたメディアリレーション業務の一環である、メディア招聘ツアーに同行した。

 今回は、雑誌Hanakoやクロワッサンを手掛ける出版社の株式会社マガジンハウスから、及川氏と山尾氏を招いた。八戸圏域の観光資源を確認してもらい、最終日には、当団体及び八戸圏域の広報担当職員を対象に「ユーザー視点で捉える地域観光プロモーションの考え方」についてご講演いただいた。

 私が対応した案内2日目は、三陸復興国立公園の寺下観音、階上岳、そして種差天然芝生地から蕪島までの景色やグルメを紹介した。案内をする中で、編集者目線で八戸圏域の観光資源に対する意見を聞くことができた。特に、八戸市を代表する観光資源である種差海岸は、立ち寄りスポットとしては定番であるが宿泊施設がほとんどなく、多くの観光客を誘致するのは難しいという指摘があった。宿泊施設の不足を解決する策として、ホテル建設は莫大な費用を要するため難易度は高いが、それだけではなく、民泊利用や既存建物の再利用など様々な方法があり、日本全国にある事例や利用できる制度について助言を得た。

 最終日の講演は、2日間のメディア招聘ツアーを踏まえて行われ、八戸圏域には多くの観光資源があり伝えるべき情報も沢山あるが、ユーザーが求めていることを選別し、ターゲットへ的確に情報を提供できるかが最も重要であることがわかった。これにより、短期的ではなく中長期的にユーザーのニーズを満たし続けることができ、いずれは実際に八戸圏域に来てくれるような顧客の獲得に繋がることを学んだ。

 今回の経験で得た知識を日頃の業務に活かし、八戸圏域のファンが増えることを目標に取り組んでいきたい。

種差海岸の写真
種差海岸(八戸市)
寺下観音の写真
寺下観音(階上町)

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