地域おこし協力隊 活動報告【令和6年2月】
2024/03/31|地域おこし協力隊活動報告
活動報告ピックアップ
隊員氏名:福岡 沙織
地域おこし協力隊定着支援研修会
青森県主催の「地域おこし協力隊定着支援研修会」で、令和5年度の活動報告と八戸市中心街の「まちあるきガイド」を行った。この研修会には、青森県や八戸市の地域おこし協力隊事業担当者のほか、県内の地域おこし協力隊が参加した。
八戸市中心街の「まちあるきガイド」については、八戸まち歩きガイド団体である八戸さんぽマイスターのツアーに参加したことはあったが、今回は初めて自らガイドを行った。ガイド内容は、八戸市中心街の各町名の由来、8つある横丁ができた時代背景、また各施設を市民がどのように利用しているかなどであった。また、まちあるきの内容を決めるために中心街の歴史を改めて学ぶ機会となり、良い経験であった。
青森県では各地でまちあるきが行われているので、比較的身近なコンテンツだと思っていたが、参加者からは「初めての体験で新鮮」「八戸市中心街の歴史を知ることができて面白い」という意見をもらった。今回の研修では八戸市のまちあるきの魅力を再確認し、中心街に親しみを持ってもらえたのではないかと感じた。多くの観光客にも同じような体験を提供できるよう、VISITはちのへとして市内のまちあるき団体の支援や情報発信を通して、まちあるきの認知度をより一層上げていきたい。
隊員氏名:大久保 加名子
八戸えんぶり従事
4年ぶりに通常開催された「八戸えんぶり」に運営スタッフとして参加し、2/17~2/20の4日間のうちの3日間、八戸市庁本館前市民広場で行われた「一般公開」「かがり火えんぶり」に従事した。恥ずかしながら、えんぶりを観るのは小学生以来の経験であり、何十年振りとなった。自身と同じように八戸出身でも、最後に鑑賞したのは幼少期という方も多いのではないだろうか。大人による勇壮華麗な舞には目を奪われるほどに惹きつけられ、子どもたちの可愛らしい祝福芸には涙が出そうなほど感動し、大変心が揺さぶられた。2019年よりえんぶり初日は、市内の小中学校が休校となり、伝統行事に参加・鑑賞しやすくなっており、後継者不足への対応に向けた、非常に素晴らしい取組が施されている。このえんぶりの素晴らしさを体感した人が1人でも多くなれば、後継者だけではなく地域の支援者も増え、八戸えんぶりの存続につながる。歴史的な伝統芸能であることから、何かを変えることや加えることよりも、まずは市民に鑑賞して欲しい。そのために、私たちはいかに『えんぶりを観に行くことに対しての興味や動機』を掘り起こすかを考え続けなければならないと感じた。