地域おこし協力隊 活動報告【令和7年3月】

活動報告ピックアップ

隊員氏名:大久保 加名子

地域おこし協力隊任期終了

 ECサイト(ローカルマーケットオンラインショップ)運営・改修作業、ふるさと納税業務(新規返礼品の提案)、クリッピング作業、SNSによる広報活動を行った。

 2022年4月より八戸市地域おこし協力隊に任用していただき、3年間活動を行った。新卒以降、12年間販売の仕事を続けてきたため、そのスキルを活かしながら販路拡大・マーケティング・PRの業務に携わりたいという思いがあり、1年目~2年目は八戸市農業経営振興センターにて、八戸ワイン産業振興プロジェクトに携わっていた。活動は、ほぼ全てが未経験の業務(ワイン関連業務、農作業、イベント企画、HP作成、情報発信、講演など)となり、全て手探り状態ではあったが、学びや新たなつながりが非常に多いものとなった。特に、自身が企画したイベントでは、参加者やイベントを知った方々から、新たな仕事の機会を複数戴けたのが一番の驚きであった。しかし、八戸ワインの認知度向上にどれだけ貢献できたのかを測ることができず、協力隊単体の活動ではささやかなものに感じ、自身の希望から、残り1年は組織として「地域産品の振興」や「交流人口の拡大」を目指すVISITはちのへに転籍させていただいた。

 VISITはちのへでの活動は、駅前にある店舗「はちのへ農園マルシェ」の開設・運営から始まり、ECサイト運営やふるさと納税業務に携わらせていただき、主に非対面での販売促進や商品提案、対面とは異なるマーケティング方法など、新たなナレッジを得ることができた。また、観光分野では主にSNSでの情報発信に関わり、高校卒業以来18年ぶりの八戸市及び八戸圏域は、知らないこと・知らない場所だらけであったが、業務を通して地域を知ることができた。

 退任後の4月からは、VISITはちのへの職員として働かせていただくこととなった。協力隊期間中は学ばせていただくことの方が多かったが、今後は自身の存在意義を生み出せるような働き方を目指し、地域振興に貢献していくことが目標である。

 最後になりましたが、この3年間は会社員ではできない貴重な経験と時間を過ごすことができました。協力隊活動期間中に関わってくださった全ての方に、この場を借りて心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。

隊員氏名:福岡 沙織

首都圏メディア招聘ツアー同行

 ふるさと寄附金業務・新規返礼品提案、メディア招聘ツアー従事、ラジオ出演及びSNSによる広報活動を行った。

 八戸圏域の認知度向上に向けたメディアリレーション業務の一環である、メディア招聘ツアーに同行した。今回は、青森県に来るのが初めてだというメディアのお2人を招き、五戸町、三戸町、八戸市の観光名所や旬のグルメを紹介した。

 五戸町では、昔から続く馬と密接した生活文化を紹介し、馬肉料理を味わってもらった。ヘルシーで美味しく、大人数でも一人でも食べられるのが魅力的だと話していた。三戸町では、南部地方に伝わる粉もの文化を代表する南部せんべいを食べてもらいながら、その要因となった「やませ」をはじめとする地域の気候について紹介した。どちらも、東京では珍しい食文化であったため楽しんでもらえたようであった。

 八戸市では横丁文化を深く知ってもらうため、八戸さんぽマイスターのガイドによる「まちあるき」に参加した。東京都内にある横丁と比べて、歴史はあるのに清潔感があり初心者でも足を踏み入れやすいと話していた。また、3月末まで開催していた「八戸ブイヤベース」を食べてもらい、港町ならではの新鮮な魚介類を味わってもらった。

 今回のツアー中のお2人の感想を聞き、はちのへエリアの豊富な食文化と地域の歴史や気候は、県外からの観光客にとって珍しさがあり興味をそそる魅力的なコンテンツであることを改めて感じた。地域の外からの目線を忘れずに、今後の業務に取り組みたい。

義経鍋(五戸町・馬肉)
義経鍋(五戸町・馬肉)

まちあるきガイド(八戸ブックセンター)
まちあるきガイド(八戸ブックセンター)

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