地域おこし協力隊 活動報告【令和6年9月】
2024/12/06|地域おこし協力隊活動報告
活動報告ピックアップ
隊員氏名:福岡 沙織
「日本一の芋煮会フェスティバル」視察
ふるさと寄附金業務、取材・撮影、メディア取材対応、視察及びSNSによる広報活動を行った。
9月15日(日)に山形県山形市で行われた「日本一の芋煮会フェスティバルツアー」を視察した。山形県が発祥の定番行事であった「芋煮会」を一大イベントとして確立させ、山形県の観光を盛り上げる目的で1989年から始まった。今年で36回目を迎え、日本全国から多くの人が訪れるイベントとなった。
参加したツアーには、仙台駅から芋煮会場までのバス送迎と、会場内でのラウンジ(食事スペース)利用が含まれていた。東北地方の中心であり、新幹線や空港といった交通網が発達している仙台市をバスの発着点とすることで、全国から来る観光客がイベントに参加しやすいプランであった。通常必要な受付や芋煮を受け取る行列に並ぶことなくスムーズに会場へ移動でき、待ち時間なく食事ができた。ラウンジ内にはスタッフが常に5人ほどが在中し、できたての芋煮や焼きたての米沢牛ステーキセットなどがテーブルに運ばれ、一般客は各自で行列に並ぶ必要がある芋煮のおかわりをスタッフがテーブルまで運んでくれた。また、地元のお菓子や果物、酒類がビュッフェスタイルで設置され自由に食べられるという内容であった。
山形県が誇る集客力の高い芋煮フェスティバルに、ツアーを利用して参加したことで気づいた点は、多くの来場者で混雑するイベントにおいて、優先的に案内されることがツアー商品としての大きな価値があることだ。「行列に並ばなくて済む」「待ち時間が無い」という価値に対してツアー参加者は料金を払うのだと分かった。新たなツアーやイベントを造成または宣伝する際、今回の視察結果を参考にしたい。
隊員氏名:大久保 加名子
ECサイト改修
ECサイト(ローカルマーケットオンラインショップ)運営・改修作業、農園マルシェ営業補助、SNS活用事業(物産振興)、クリッピング作業、SNSによる広報活動を行った。
VISITはちのへが運営している通販サイト「はちのへローカルマーケット」では、地場産品をはじめとした ”八戸圏域のいいもの”をお取り寄せできる商品を販売している。今月はECサイト売上向上のためのページ改修(商品ページ強化)を中心に行った。
どの商品ページから改修していくかの優先順位は、「売上の高い商品」からではなく、webマーケティングの施策から「検索結果に表示された回数は多いが、クリック数が少なく、掲載順位3~10位のもの」となる。そこで、八戸の郷土料理の代表であり、年間で検索表示回数が最も高い「いちご煮」の商品ページ(味の加久の屋・横道商店)の改修を担当した。
商品ページのテキストに関しては、見た人が“購入後のイメージ”を抱けるように「お吸い物」だけではなく、炊き込みご飯やラーメン、パスタ、茶碗蒸しなどのアレンジの提案を加えた。さらにSEO対策のため、オーガニック検索の多いキーワードを盛り込むことを意識し、ページを作成した。しかしSEO対策により掲載順位が上がり、クリック率が上がったとしても購入には直結しない。そのため、「食べる時のイメージが湧く写真」「美味しそう!試してみたい!」と思える写真を選定し、写真にも知りたい・欲しい情報を意識し、掲載した。画像を同じカテゴリの商品(いちご煮という括り)が画面に並んだ時に統一感が出るように、かつ、メーカーや商品毎(缶詰やパウチなど)で一目で違いがわかりやすいものを作ることに最も苦労した。
商品ページを公開してから日が浅いため、成果についてはまだ検証できないが、ECサイト全体の表示回数は着実に上がってきている。ECサイトを継続的にブラッシュアップすることにより、”八戸圏域のいいもの”を魅力的に活かし、地場産品の振興に努めていきたい。
掲載URL:https://youtree.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=2919609&csid=3&page=1