地域おこし協力隊 活動報告【令和6年10月】

活動報告ピックアップ

隊員氏名:大久保 加名子

ECサイト「冬のおすすめギフト」企画

 ECサイト(ローカルマーケットオンラインショップ)運営・改修作業、農園マルシェ営業補助、セミナー従事、クリッピング作業、ラジオ出演、SNSによる広報活動を行った。

 VISITはちのへが運営している通販サイト「はちのへローカルマーケット」では、地場産品をはじめとした ”八戸圏域のいいもの”をお取り寄せできる商品を販売している。今月は、お歳暮の時期に合わせて毎年開催している「冬のおすすめギフト」のページ作成を中心に行った。商品ページ作成に携わるのは、自身を含めて3人。スケジュールや役割分担のほか、改善点や新たに作業を加える点を共有し、「冬のおすすめギフト」のページ強化を図った。

 改善した点は主に3点。1点目は、各商品のトップ画像を、セット内容の商品を並べた画像から、実際に発送する際の、箱に入れた状態の画像にするようにした。「冬のおすすめギフト」はその名のとおり、贈り物向けの商品であることから、送り先にどのような状態のものが届くのかイメージが伝わる状態にした。2点目は、当サイトで課題の一つである「カゴ落ち」を防ぐための施策として、送料込みの価格であること(購入時に追加で送料が加わることで想定よりも高く感じて購入に至らないケースを防ぐため)を一目でわかるように目立つ表示にした。3点目は、商品の説明欄をセット内容のみの記載から、商品紹介の欄を設けて、価値がより伝わるように工夫をした。

 結果、ユーザーの満足度を示す指標である平均エンゲージメント時間が、前回のギフト企画の51秒から、今回は1分10秒となった。これは、ページの内容の充実化を図ったことによるものと推測される。最大だと平均が3分を越えるものもあり、平均エンゲージメント時間が長いもの程、購入率も高かった。また、カゴ落ちに関しては、前回のギフト企画開始からの同期間と比較すると、81%から70%に改善され、平均的な数値にすることができた。

 今後もECサイトを継続的にブラッシュアップしつつ、ここで学んだことをふるさと納税や他関連事業に活かしていきたい。

冬のおすすめギフトの特集ページ
冬のおすすめギフトの特集ページ

冬のおすすめギフトの商品のページ
冬のおすすめギフトの商品のページ

隊員氏名:福岡 沙織

浅草・お台場水上クルーズ、東京まち歩き視察

 ふるさと寄附金業務、取材・撮影、ラジオ出演、視察及びSNSによる広報活動を行った。

 東京都の旅行会社が実施する『浅草・お台場水上クルーズ』と『東京まち歩き』を視察した。『浅草・お台場水上クルーズ』の参加者は、日本人団体客10人程と、それ以外は全員が外国人観光客であった。首都圏はインバウンドが多いため、クルーズ船の発券所には、英語と中国語での対応可能なスタッフが駐在していた。また、船内には日本語・英語・中国語の3か国語で自動アナウンスと標識が示されており、チケットの発券から降船までインバウンドに対応していた。八戸市の屋形船新井田丸のように、各地点に関する船内の観光案内は無かったため、観光客の立場としては案内がある方がより楽しめると感じた。ただ、地方において多言語対応するには人材確保が難しいため、自動音声や映像を使用した多言語での観光案内を考える必要があると感じた。

 『東京まちあるき』は東京駅丸の内周辺を歩きながら、街の成り立ちや歴史、おすすめの観光スポットを案内する1.5時間のツアーであった。主催会社には、ボランティアのツアーガイドが多数在籍しており、英語対応が可能なガイドもいるという。東京駅駅舎の天井や外壁の装飾に歴史的意味が込められていることや、コンサート会場として利用される東京国際フォーラムの一角に、周辺に関する歴史的資料が展示されているなど、普段通行するだけでは気付かないことを知ることができて非常に面白かった。八戸市のガイド団体であるさんぽマイスターや今回担当してくれたガイドに共通するのは、その街に対する愛情を持ち、参加者に街の魅力を一生懸命伝えようとする姿であった。まちあるきは、案内するガイドを通してその街の第一印象が決まると思うので、まちあるきに関する知識と話術は勿論のこと、ガイドが参加者に与える印象が非常に重要だと改めて感じた。

クルーズ船とお台場
クルーズ船とお台場

東京駅丸の内
東京駅丸の内

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